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普通二輪の免許を取った話

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もくじ

バイクに乗りたくなった

仮面ライダー世代というわけでもないし、バイクへの憧れは特にありません。 むしろ、わざわざ音が大きくなるよう改造したバイクを乗り回している人の騒音のせいで、イメージが悪かったくらい。 ただ、電車で行きにくい場所に行く用事が増えてきたので、バイクがあれば便利になるかなと思い、急に興味がわきました。

教習所時代

思い立ってからは早かった。即最寄りの教習所に問い合わせ、契約。 普通免許(MT)は持っている状態かつ普通二輪免許(MT)をとるプランで7万ちょいでした。思ってたより安かった。 教習所時代は自分のセンスのなさを痛感。 エンスト、転倒、指示器の消し忘れ、ルート間違い、信号無視、左右確認忘れ、一本道踏み外し、スラロームコーン倒し&時間切れ等々。毎回拡声器で怒られる。 慣れたころに一度ノーヘルで発進しかけて、「○○さん、ヘルメット」と拡声器で言われた時は恥ずかしかった。体温上がった。 中でも指示器の消し忘れは何度指摘されたことか。 言い訳ですが、車みたいに「カッチッカッチッ」って音ないんですよバイクの指示器。 3月に通いましたが、バイクのエリアは学生だらけということでもなく、いろんな世代の人がいましたね。 すぐ横の車のコースには学生と思われる教習生がたくさんいました。 また、やっぱり女性のバイク教習生は少なかったです。男女比8:2という感じでした。

卒業検定の思い出

迎えた卒業検定。 落ちると、補講でお金・時間共に余計に掛かってしまうため、なんとか一発で合格したい。 当日、検定を受けるのは僕を含めて9人。1度に10人までだそうなので多い方です。 ランダムで順番が決まりますが、僕は4番目。 順番が近くなり、乗り場近くに行くと、手前の男の子が異様にそわそわしていました。 話しかけると、検定時に必要な手袋を忘れたとのこと。 教官は離れたところにしかおらず、相談するタイミングはすでに無さそう。というか、相談した時点で不合格を言い渡されそうで怖い。 ということで、僕の手袋を貸してあげることに。 僕も手袋はその1組しか無いので、交代時にコソコソと手袋を受け渡しする作戦。 バレなかったのか、見逃してもらえたのかはわかりませんが、僕もその男の子も教官に止められることはなく、あからさまなミスもなく走行完了。 僕が走り終わると、心配そうに待っていたその男の子が迎えてくれ、「すいません、コレで何か飲み物買ってください」と小銭を渡そうとしてきました。 さすがに年下の男の子に現金を貰うのは気が引け、丁重にお断りしました。好みがわからないから小銭を渡そうとしたのだそう。いい子やなぁと思いました。 そして合格発表。無事合格! なんなら参加した9人全員合格でした。 教官いわくこの人数で全員合格は久しぶりだそうです。 よかったよかった。

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