一昨日、親知らずを抜きました。
抜いている間も痛すぎて涙が。
こんなに過酷だとは思っていなかった。
残っている右側の親知らず、どうしよ...
もくじ
親知らずの抜歯は今回で2回目
1本目は左上の親知らず。痛くなかった
親知らずの生えている向きが横や斜めだと、すぐさま抜歯を勧められるらしい。
僕の親知らずは4本とも縦に生えてきていたので、本来抜かなくてもいい歯だった。
抜かなければいけなくなった理由は虫歯。
1本目の抜歯は確か6〜7年くらい前。
左上の親知らずがきちんと磨けておらず、虫歯に。
抜歯を勧められ、抜くことになった。
多分、そんなに痛くなかったと思う。
あんまり大変だった印象はない。
2本目を抜くことになった理由
2本目の抜歯となった親知らずは、左下の歯。
やはり歯ブラシが届きにくいため磨けておらず、歯周病に。
また、本来噛み合わせるはずの上の歯がないため、隣の歯より上に伸びている。
そもそも、噛むという行為に参加できていないらしい。
先生は抜歯を勧めてくる。
「歯として全く機能していないよ。
空振りしかしていないよ。」
と、散々な言われ様の僕の親知らず。
《相方が居ないと働けないんだもん、仕方ないよなぁ》
と左下の奥歯に同情しつつも、延命は無意味と理解できたため、抜いてもらうことに。
抜歯当日
レントゲン撮影
やってきた抜歯の日。
まずはレントゲン撮影から。
歯の根っこの形によっては、開業医の設備では対応できないケースもあるそう。
レントゲンで確認すると、僕の歯は、
、、、割とややこしめ。
こんな感じ。
左の根は太いし、右の根はフックのようになっている。
どちらも引っかかって抜けにくい形状。
とはいえ、歯の表面が見えており、埋まっている訳ではないので、このまま開始。
麻酔
麻酔を歯根膜に注入。(歯根膜=歯の根っこを覆っている膜)
この時の麻酔針は全然痛くなかった。
先生が思いっきり歯を揺らす。
健康に生えていた歯をグラつかせる作業。
いや痛っ!
痛い痛い!!!
《え、こんな痛いもんなん?》
《耐えて当然なやつなん?》
と思いつつ、とりあえず耐える。
無理。
麻酔を継ぎ足す。
揺らす。
痛み変わらん!!!
ただただ耐えるだけ。
《歯を抜く拷問って成立するわこれ》
と、耐えながら実感。
それ以降、何度も麻酔を継ぎ足していくも、抜歯の作業が痛くないことなんてなかった。
しかも、やっぱり僕の歯は抜けにくい形状らしく、奥の手を使うことに。
歯を縦に割ってから抜く
「割るしかないね」
と先生。
割るって何??
どうやらこんな風に、縦に割るとのこと。
え、真ん中に神経とかあるんちゃうの?
そこドリルで触るん?
無理ちゃう?
でも、2分割したら抜きやすくなるらしい。
仕方ない。
縦割り開始
案の定、その割る作業がビビるぐらい痛い。
さっきとは違う痛み。
どうやら、真ん中に虫歯もあった様子。
「虫歯の痛さだよ」と言われたけれども、虫歯でこんなに痛かったことはない。
虫歯じゃない人でもドリルで直接神経を削られたら痛いんじゃないの??
っていうか麻酔さえ効いてればこんなに痛くない。
効いてくれ。
たのむから。
神経に直接麻酔を刺す
「もう神経がむき出しになったから、直接麻酔を刺すね」と先生。
歯根膜から浸透させるより効きやすいそう。
さっきと違い、麻酔針の痛みが!
まぁドリルで削られたときよりマシ。
ここら辺から麻酔を刺した後、効くまで数分待つという作業がプラスされる。
すでに1時間半経過。
さらに時間がかかりそう。
さっきより効いた
神経に直接の麻酔は、完全に無痛ではないものの、耐えられる痛みに。
よかった。
しばらくすると、縦割りが終わったとのこと。
歯を抜きにかかる。
歯が欠けた
なんと歯が欠けた。
引っ張ってる途中で欠けた。
こんな感じ
「ちょっと、一応縦に割れてるか確認するね」と先生。
嘘やん。
その段階の確認?
小型レントゲンを口に差し込む。
喉や舌にグイグイ当たる。
なんならこれも痛い。笑
結果、割れてなかった。
こんな感じ
ぅおい!
抜こうとする前に撮ってや!
欠けて余計掴みにくくなったんちゃうん!!
今日抜ききれるんかこれ!!
再度縦割り。麻酔が切れていた
縦に割る作業に戻る。
痛い!
麻酔が切れている。
多分僕は、麻酔の分解が異常に早い。
お酒も割と強いし、痛み止めもしょっちゅう飲む。
そういう人は分解が早い場合があるとかないとか...
改めて継ぎ足す。
しばらく置く。
続行。
やっと縦割り完了。
今度は本当。
小型レントゲンで確認もした。
ちゃんと。
最後の抜歯作業
「まず奥側から抜くね」と先生。
奥側は、欠けていない方。
掴みやすい方から抜く作戦か。
いいと思う。
先生が揺らしながら持ち上げる。
太い根が粘りよる。
僕は両手で椅子の手すりを握り、体幹に力を入れ、身体が持っていかれないように耐える。
...抜けた!!
思わずガッツポーズ。
でもまだ終わってない。
手前の欠けた歯。
先生は器材をあれこれ試してらっしゃる。
ようやく掴めた様子。
...痛い!!
麻酔を継ぎ足す。
しばらく待つ。
再開。
フック状の根元が必死で抵抗する。
...!!
........!!!!!
「抜けたー。おつかれさん」
終わった.....
縫合
終わってなかった。
抜歯後の穴が大きいので、縫う必要がある。
でもこの縫合は全く痛くなかった。
歯茎をチクチクされるくらい、もうなんともない。
と言うか、歯茎が麻痺する程度には麻酔が効いてくれているのだと思う。
さすがに。
抜歯後の指導
痛み止めと、抗生物質と、うがい薬が処方された。
特に抗生物質は抜けなく飲みきってほしいとのこと。
感染症を防ぐためだそう。
うがいは初日は多くても2回まで。
やるとしても優しく。
抜いた後の穴に溜まった血液が流れ出てしまうと具合が悪いそう。
特に僕は、麻酔を多目に打ったため、血管が収縮して血が少なめ。
うがいの仕方は念を押された。
抜歯から二日経って
僕の頬は、ラッキーなことに全くと言っていいほど腫れなかった。
多分腫れるといわれていたのに。
何故かは不明。
痛みはある。
食事がしにくい。
厄介なのが、舌の根元の痛み。
小型レントゲンで傷ついたのではないかと思っている。
まぁ奥まで入れなきゃ映らなかったんだから仕方ない。
あと、縫合した糸が1本抜けてしまった。
舌で触ってしまったのが原因っぽい。
全部じゃないから大丈夫か?
歯を磨きづらい。
自分の口から嫌な臭いを感じる。
恐らく、溜まっている血が臭っているんじゃないかと。
割と最悪だ!
まとめ
歯医者に入ってから出るまで3時間。
普通はもっと短いらしい。
通常行わない縦割りと、何度も打った麻酔、何度も撮ったレントゲン、欠け、、等々、長期戦になった理由はいくつもある。
抜歯にかかる時間が長いほど、予後は大変らしい。
先が思いやられる。
僕が思うに、親知らずは、根元がしっかり出来上がる前に抜いた方がいい!
抜かないなら、死ぬ気で磨いて虫歯を防ぐしかない!
麻酔は...よく効くことを願うしかない!!
体質による差は、あるのかないのかよくわからない。
だから対策のしようもない。
...さて、右側の親知らず、どうしようかなぁ。
※本記事はあくまで個人の経験です。医学的な知見ではありません。